ジャンボン・メゾン

2020/12/31 10:41

2020年の手帳を読み返しています。

年明け、帯状疱疹になり

強制的に休まされ

復帰して最初に書いていたことは

「3年後に、どういうstyleでいるか」

という、自分への問でした。

そのイメージを、こう書き綴っていました。

「小規模にする」

「ミニマルな会社」

「小さくて強い会社」

会社が始まり、1番最初に訪ねて来てくださったのが、パラマウントの粕川利史さん。

天然酵母のパンを沢山もって来て、一緒に仕事しましょう、と。

1月10日の出来事でした。

1月14日、ブルーファームの早坂氏と会い、30周年までのイメージトークを重ね、今年は企業様に力を入れようと決めた。BtoBに着手。

新しいパンフレットを作り、営業へ。

プライベートでは、3年間お世話になった、女子サッカー寮から娘が帰って来た。次女も小学校卒業で、W卒業~W入学。

そんな中、疫病が流行りだし

見えていた風景が変わってきた。

3月25日、オリンピック延期。東京都知事が不要不急の外出は禁止とアナウンスした。

次の日、紫山のごはん会分室で、千夏さんとさゆりさんと量り売りマルシェの会議。

3月29日、山形のumuiで量り売りマルシェ。

ここが節目となった。

4月1日からの日記は騒然たる文章ばかり残っている。

「多すぎるもの、必要じゃないもの全て見直すとき。きっと何でもかんでも増えすぎたんだと思う。必要なものだけ残せばいいし、必要なものだけ残るんだと思う。そして大事なことに大切な時間を使うこと。大事な人のために生きて一緒にいること。一度リセットなのかな」

この時考えていたのは、会社を畳むかいなか。

世界中の人を助ける力はないけど

従業員さんだけは助けたい。一番身近な大切な人達。そして給料全額保証して長期休みへ。

よし、もう少し頑張ろう。従業員のために。

4月10日。忍ちゃんの力を借りてECサイト立ち上げて販売開始。

ブルーファームの雄一郎氏には、ホームページをリニューアルしてもらった。

5月7日から、私が長年挑戦しては失敗していたことに再挑戦始めた。最後のチャンスと据え、朝4時に起きて8月19日までかかり、形になった。

全ての外イベントは中止。

10月、2020年GOODDESIGN賞を受賞。取材ラッシュの続く中、プライベートレセプションを紫山のごはん会分室で開催。

個別の商談style。このstyleはこれからの新しいスタンダードになるだろう。

量り売りマルシェはECとリアルを再開。リアルは完全予約制で、毎回「満員御礼」

取材も毎回受けた。

そして、集大成である冬のギフト。

事前予約だけで、完売状態。私が目指したかった事前予約販売、在庫を持たないstyleに、より近い形にまとまってきたと感じる。

振り返ってみると、新しく生まれ変わった自分の中の居場所を得ていくような1年だった。いままでやりたくなかった仕事(ECとか…)をやってみて、自信がついたし「やりたくない」をやってみたら面白かったという現象がたくさんあり、私は今まで出来なかったことが、沢山できるようになった。新世界が見えてきた。

人はいつか死ぬ。どんな形であっても終わりは来る。明日死んでも私は後悔しない。12月31日の日記にはそう書くだろう。


ありがとう、仲間。

ありがとう、従業員さんたち。

ありがとう家族。

ありがとうお母さん、お父さん、姉(かっち)。


はよ、来い2021年。

やりたいこと山ほどあんだから、

覚悟しといて下さい❗